通常学級に在籍する発達障がい&自閉スペクトラム症の息子
息子は現在小学校2年生で通常学級に在籍しています。
息子は元気いっぱいで物怖じせず、なんでも挑戦するタイプです。行動力があって、とってもアクティブ。常に何かをしていないと落ち着かないようです。ひとつひとつの動作が荒々しくて、細かい作業や丁寧さを求められるようなことが苦手です。
息子は幼い頃から多動が目立ち、不注意による怪我がとても多かったです。縫合が必要な怪我を4回経験しています。
打撲や擦り傷、切り傷は日常茶飯事。多動と注意力散漫が目立ちとても大変だったため、年少の頃から3年間療育に通いました。
年中の頃からは内服を開始。多動や不注意とともに暴言暴力も見られ、小学校就学前は特別支援学級に入るかどうかとても悩みました。
息子にとって特別支援学級と通常学級 どちらがいいのか
悩んだ末に周りからの助言を受けて通常学級を選択し入学しました。
1年生の頃は同級生と共に通常学級で学びましたが、学校生活でも気になることが増えてきました。
授業中は私語が多く、集中できていないようでそわそわしたり、持ち物をいじっている様です。毎日、筆箱の中身がグチャグチャになっています。鉛筆の側面を削っていたり、消ゴムが小さく千切られていたり…。持ち物を見るだけでも息子が授業中に遊んでいる様子が目に浮かびます。
参観日での息子の様子は、発言する場面以外での私語が目立ちました。先生の指示がわからず何度も聞き返したり、勘違いして息子だけ違うことをしていました。参観日の様子から、さらに心配になりました。
息子に学校の様子や授業の様子を尋ねても、「わからない」と言うことが多く、先生から言われたことを理解できていないのか、聞いていないのかなと思っていました。
授業についていけず、困り感も増してきたため息子を特別支援学級へ転籍させたい
宿題の様子を見ていると、ひらがなとカタカナの書き順がバラバラ。見た目の雰囲気でなんとなく書いているような状況でした。まさに絵を描くような書き方です。
さすがにこのままではダメだと思い、宿題をそばで見ているときに、息子に書き順が違うことを伝えてみました。すると、息子は怒ってしまい、宿題をやらなくなってしまいました。叱っているわけではなく、正しい書き順を伝えただけで、否定されたと感じるのか?怒ったり拗ねたりしてしまうため、関わり辛く、どうしていけばいいのかわからなくなりました。
また、音読は苦手でやりたがらず。文章を読む時にきちんと読めなくて、最後の方は適当に読んでしまいます。また、飛ばして読むことが多く、途中でどこを読んでいたのかわからなくなってしまうようです。読んでいる部分を指でなぞりながら読むように伝えていましたが、それでも上手くできず。泣き出してしまうこともありました。
算数は国語よりも得意な様子でしたが、単純な計算問題はできるものの、文章を読んで式を書き答えを求める問題は、読むことが苦手なためやろうとせず。わたしが問題を代わりに読んであげていました。
低学年でこの状態だと、学年が上がるとどうなるのか心配になり、担任の先生に相談しました。
- 文章を読む時に、一文字ずつ読み、単語毎に読むことが難しい(逐次読み)
- ひらがなをカタカナに直すのが難しい
- 手本を見ないと文字を書くのが難しい
- 小さい「つ」「や」を読むのが苦手
- 読むこと自体が苦手な様子
- 計算は二桁になるとわからない
- 時計もあまり理解できていないよう
- 先生の説明がわからなくて聞き返すことが多い。1回では理解できなくて、2〜3回繰り返して説明しないといけない
- 一生懸命真面目に授業に取り組む姿はあるが、やる気が空回りしているような状況
担任の先生からの話を聞いて、やはりこのまま通常学級で学ぶのは難しいのではないかと感じました。
今のところ、なんとか授業についていけているようです。学年が上がり勉強が難しくなってくると本人の困り感も強くなると考えられるため、特別支援学級への転籍に向けて動き出すことにしました。
転籍のタイミングはいつがいいのか
小学校就学前に通常学級と特別支援学級と悩んだ際に、秋までに段取りして決定しないと入学に間に合わないと言われていました。
そのときに、入学後、途中で転籍を考えるなら、いつまでに手続きすればいいのか大まかな目処も確認し、『年度途中で転籍することは難しく、翌年度から転籍するなら1学期中に動き出さないと間に合わない』と聞いていました。(2年生からの転籍なら、1年生の1学期)
1年生の3学期の時点で、いずれ特別支援学級への転籍を考えなければいけないかも…となんとなく感じていましたが、2年生からは間に合わないことがわかっていたので様子を見ていました。
2年生になり、息子の困り感が増加
2年生になると漢字は画数が多くなり、算数も大きな数の計算や筆算が始まりました。
息子が宿題に苦しむ様子が明らかに増えました。授業中の困り感も増えているようで、テストの成績やドリルの結果などで、現実に直面する場面が増えていました。
息子自身も、なんだか勉強がわからなくなっていること、やる気はあるのに、頑張っているのに、周りの友達のようにわからないことに気付き始め、戸惑う様子が増えました。
やはり特別支援学級へ転籍したほうがいいのではないかと考え、担任の先生に現状を尋ねました。
- 同級生に比べると、とてもやる気がある
- 頑張っているわりに理解できていないことが多い
- 息子に対して何度も同じことを説明しなければならない
- わからなくて聞き返すことが多い
- もうすでに算数と国語は『できない』となってしまっている
- 授業中に解き終わらず、休憩時間に突入してドリルをやっている状況
息子の授業に臨む姿勢は素晴らしく、やる気が見られることを誉めていただきました。
しかし、頑張っているのに周りの友達のように理解できず。わからなくて聞き返したり、『できない』となってしまっていること、授業中に終わらず、休憩時間に突入してドリルをやったりしているとのことでした。できない状況に直面し、休憩時間も返上してドリルをすることが息子にとって大きな負担になっていると感じました。
小学校3年生から特別支援学級へ
担任の先生や校長先生と相談した結果、息子が小学校3年生になるタイミングで特別支援学級に転籍できるように動き出すことに決めました。