息子の内服拒否〜薬入りのチョコレートを作って内服できた〜

息子の内服拒否〜薬入りのチョコレートを作って内服できた〜
息子の内服拒否〜薬入りのチョコレートを作って内服できた〜

「子どもが薬を嫌がって飲んでくれない。」

風邪や病気などで処方された薬を、子どもが嫌がって飲んでくれないことってよくある話ですよね。薬に甘味がついていても、子どもは敏感に察知して飲むのを嫌がります。

飲まなければいけない子どもはもちろん、飲ませなければならない親側も大変です。

子どもを連れて病院を受診するのも一苦労なのに、苦労してもらった薬を飲んでくれない。本当に困ってしまいますよね…。

内服拒否が強く、風邪薬を飲むのも一苦労な息子

息子は注意欠如・多動症、自閉スペクトラム症のため、5歳半ばから定期内服をしています。

感覚過敏があるためか、当初から内服拒否が強く困っていました。

風邪薬を飲ませる時もかなり苦労するのに、常用薬があると毎日本当に大変。どうやって薬を飲ませるか毎日頭を抱えていました。

粉薬も水薬も苦手な息子、試行錯誤の日々

はじめの頃は粉薬1種類のみでした。息子は口内に粉が残るのが苦手なようで、お薬ゼリーに混ぜたり、甘味の強いオレンジジュースに混ぜるとスムーズに内服できるようになりました。

毎日の内服が定着してきた頃、粉薬に加えて朝夕の水薬が追加になりました。

水薬は飲めると思っていたが…

粉薬よりは水薬の方が甘く、ざらつきもないため飲みやすいだろうと考えていましたが、息子は水薬の人工的な甘い匂いと苦い後味が苦手なようで、とても嫌がりました。

最初の数回は誤魔化したりしてなんとか飲んだものの、そのあとは激しく拒否し内服できなくなってしまいました。

せっかく処方してもらったのにどうしようと悩みながら、隙を狙ってスポイトで口内に入れて内服させたこともありましたが、根本的な解決には至らず…。当たり前ですが、嫌なことをされると益々内服拒否が強くなってしまいました。

毎日の内服が息子にとっても、わたしにとってもストレスになってしまい途方に暮れていましたが、飲ませないわけにもいかず。さらに内服方法を工夫してみました。

内服方法の工夫

  • 粉薬は極少量の水で練って口の中に入れる→失敗
  • 粉薬をお薬ゼリーに混ぜて食べさせる→成功するが毎日となると嫌がる
  • 粉薬をジュースに溶いて飲ませる→成功
  • 水薬は冷やして、スポイトで飲ませる→失敗
  • ご褒美作戦→効果あるが毎日は大変で続かず
  • 水薬をチョコレートに混ぜて固めた物を食べさせる→成功

水薬は匂いもあるし、粉薬のようにジュースに混ぜて飲ませることができませんでした。

頑張って内服できたらジュースが飲めるなどご褒美作戦もしてみましたが、毎日となるとご褒美効果も薄れてしまい拒否。

薬入りのチョコレートを作って内服できた

風邪薬と違って長期間飲み続ける薬のため、内服方法を試行錯誤した結果、溶かしたチョコレートに水薬を混ぜて、冷凍庫で固めた物を食べさせるという方法にたどり着きました。

はじめの頃はアルファベットチョコレート3つをレンジで溶かして、水薬をしっかり混ぜてから冷凍庫で固めていました。薬の量が増えるのに合わせてチョコレートも増量。薬の苦味と匂いが消えるようにしていました。

息子はグミなどの歯応えがあるものが好きです。

薬を混ぜたチョコレートは冷凍庫で冷やして硬めに出来上がるようにしました。チョコレートのおかげで水薬独特の匂いと苦味がカバーされたようで、自分からすすんで内服できるようになりました。

これまで内服拒否が強く大変だったのが、嘘のようにスムーズに内服できるようになり感激しました。たまにわたしが薬を忘れていても、自分から「薬を忘れてる!」と言って、忘れずに内服できるようになりました。薬入りですが、毎日チョコレートが食べられるのが嬉しかったのもあるようです。

あれほど悩んだ内服が毎日スムーズにできるようになり、本当に楽になりました。

溶かしたチョコレートに水薬を混ぜて固めることが、薬の作用に影響しないか心配だったため、かかりつけ薬局に確認しましたが、問題ないとのことでした。

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