内服薬調整中の息子の変化〜感覚過敏が酷くなり着られるものが限られて大変な状況に〜

内服薬調整中の息子の変化〜感覚過敏が酷くなり着られるものが限られて大変な状況に〜
内服薬調整中の息子の変化〜感覚過敏が酷くなり着られるものが限られて大変な状況に〜

息子はADHD、ASDで内服をしており、現在内服薬の調整中です。

ビバンセの内服が始まり、1ヶ月後の診察で息子の様子を報告。その結果、ビバンセが増量になりました。

ビバンセカプセル内服開始〜内服薬変更後の息子の様子〜

どんどん悪化する感覚過敏で、ますますおかしくなる息子

ビバンセが30mg→50mgへ増量となりました。ビバンセ内服開始時のように不眠になるかもと心配しましたが大丈夫でした。

ただ、ビバンセ開始時からの食欲低下が悪化。給食がさらに食べられなくなりました。

休日の昼ごはんは全く食べないことが増え、「お腹が空かないからいらない」と言って拒否するようになりました。

そして、暴力はないものの、暴言が酷いのは変わらず。家庭では普段の会話でも暴言が多くなり、息を吐くように暴言を言うようになりました。家庭外では暴言も暴力もありません。

一番困ったのは感覚過敏

以前からパンツや服の違和感の訴えはあっても、それなりに過ごせていました。増量後からはパンツが履けなくなり、ズボンと服は素材によっては全く着られず。ふわふわした肌触りのもの以外は受け付けず、裏起毛のトレーナーとズボンしか着られなくなりました。

ズボンのフィット感も違和感があるようで、これまで好んで履いていたぴったりとしたものは履けなくなりました。ダボっとしたズボンで、裾にゴムがあるようなものを好み、ウエストはきつくても緩くてもダメで、本人のちょうどいいと思う履き心地があるようでした。

『ちょうどいい』がわからない

息子の『ちょうどいい』が難しく、よく履いている裏起毛のズボンを用意しても、その日のコンディションで履けないことも多く、毎朝とても大変になりました。

着心地がおかしいと、のたうち回って暴れながら拒否してしまい、次々ズボンを履き替えさせました。ズボンとパンツのごわつきもダメで、「何か変!」連発で泣き叫び、履くものがない中で、最終的にはなんとか我慢して履いて家を出るような状態でした。

ちょうど少し肌寒くなってきた頃だったので、薄手の長袖Tシャツがちょうどいい季節でしたが、素材とフィット感が合わず一切着られませんでした。肌寒くなってもギリギリまで半袖Tシャツ1枚で過ごし、限界がきたときに裏起毛の長袖トレーナーに衣替えしました。

どんなに寒くても肌着は着られず、半袖Tシャツか裏起毛トレーナーしか着ることができないし、重ね着は嫌がって絶対にできないため、上着が着られず、冬場どうするかが問題でした。

また、マスクや靴の違和感の訴えも増加。なんとか我慢して服を着ても、マスクや靴が変だと言ってジタバタ暴れたり、ランドセルを背負うことにも違和感があるようで泣き叫んだりしました。玄関先でマスクを引きちぎったり、ランドセルを地面に叩きつけたりしたこともありました。

ビバンセ増量から1ヶ月後

ビバンセ増量から1ヶ月間は本当に大変でした。毎朝息子を何度も着替えさせ、なんとか学校へ送り出してから急いで出勤。本当にギリギリの慌ただしい毎日を必死に過ごしていました。

息子の感覚過敏に振り回されて、わたしも娘も大変な思いをしていましたが、今振り返ると息子自身が一番辛く大変だったんだと思います。

言葉では言い表せない不快感、服を着たいのに着られない。パンツとズボンが不快で履きたくないけれど、学校に行くためには履かなければならない。たくさんの葛藤の中で、毎日なんとか我慢して履き、泣きながら家を出ていました。

息子は家の外では真面目に頑張ります。泣きながら家を出ても、集団登校の集合場所に着くまでに涙を拭い、何事もなかったように振る舞っていました。服やパンツの違和感で苦しんでいることを誰にも言えず、学校ではズボンをしきりに気にしながらも、周りに悟られないように過ごしていたと担任の先生が教えてくれました。

ビバンセ減量

ビバンセ増量から1ヶ月後。診察で感覚過敏が酷くなりすぎて困っていること、暴力はないものの暴言が悪化していて大変なことなどを伝えました。その結果、ビバンセは20mgへ減量、他の薬が開始となりました。

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