娘は超低出生体重児で生まれ、出生時は身長29cmでした。現在、身長はやっと120cmを超えたところで、小学2年生の息子よりも小柄です。
娘は小学校入学前の発達検査の結果、知的障がいと診断されました。1年生の頃から特別支援学級に在籍しています。
3年ぶりの知能検査〜結果からわかったこと〜
小学3年生になり、すごく成長したものの、周りに気が散ってしまい自分のするべきことに手がつかない様子があり気になっていました。
家庭ではその都度声かけをして様子を見ていましたが、周りだけでなく娘自身も困ってしまっていました。だんだん娘の困り感が強くなっている様子だったので様子、娘の特性を知るために3年ぶりに発達検査を受けました。
検査の結果、3年前の結果と比べてみると、IQが予想以上にのびていることがわかり、とても驚きました。
また、娘は穏やかでおっとりした性格ですが、衝動性があることもわかりました。
息子のように誰が見ても明らかにわかるような多動はありません。しかし、会話の最中にそわそわと落ち着かずあちこち気が散ってしまったり、質問をされたことに対して答えを考えている間にいろんなことに気が散ってしまい、答えられなくなる様子がありました。注意散漫によって娘自身が困っているとのことでした。
知能検査の結果が良かった娘の今後の進路はどうなるのか?
娘は小学校入学前に、知的障がいの診断を受けて特別支援学級に入ってから、そのまま進級してきました。今回の検査結果を受けて、特別支援学級の先生から、予想以上にIQがのびているため、このままずっと知的障がいの特別支援学級に在籍し続けることは難しいと言われました。
諸事情があり、来年度に向けてもう一度就学先を検討する会議にかけられることになっているらしく、その際の判断で通常学級または情緒の特別支援学級へ転籍になる可能性があるとのことでした。
特別支援学級に在籍する娘の将来設計について
娘は超低出生体重児で生まれ、これまで病院にかかる機会が多かったからか、医療関係者への憧れが強く、物心つく頃から看護師になりたいと言っています。
娘は同級生と比べると学習面でもかなり遅れていますが、ゆっくりと時間をかけて勉強し、少しずつ着実に習得してきています。
入学当初、読み書きが全くできなかったことを懐かしく思うほど、この3年間でぐっと成長していますが、ずっと気になっていることがありました。
- 小学校卒業時の学力の到達度はどの程度なのか?
- 同級生と一緒に中学校に入学できるのか?
- 高校はどうなるのか?
- いずれどこかのタイミングで特別支援学校に転校することになるのか?
2年生の頃の個人懇談で、当時の特別支援学級の担任の先生に尋ねてみると
- 中学校にも特別支援学級がある
- 高校は受験が必要になるが、現在は受験時の個室対応や児童によって必要があると認められれば通常よりも少し試験時間を延長してもらえるなどの配慮がある
- 高校から特別支援学校に入学する選択肢もある
- 職業訓練学校へ進学する選択肢もある
等を教えていただきました。
発達検査の結果を踏まえて相談
今回、発達検査の結果が予想以上に良かったため、今後どうなるのか担任の先生に尋ねてみました。
今後、通常学級や情緒障がいの特別支援学級に在籍することになった場合は、通常の受験になることが多く、個別対応は難しいでしょう。
2年生の頃に聞いていた内容は知的障がいの場合の対応のようで、これまでぼんやりと考えていた職業訓練学校や特別支援学校の高等部への進学は対象外のため選択できないことを知りました。
小学校生活もあと3年なので、将来を見据えて考えていく必要があるようです。