息子が小学生になって2ヶ月が過ぎました。小学校生活にも慣れて、学校では楽しく過ごせているようです。
療育園に息子の様子を相談
家庭では保育園卒園前から不安定な状態で、暴言暴力が酷くなりとても大変な状態です。
わたしも祖父母も困ってしまい、発達障がい者支援センターや相談支援センターに相談しましたが、具体的な解決策が見つからず、息子を連れて療育園を受診しました。
診察時の息子の様子
療育園診察時の息子は、そわそわしつつも先生からの質問に無難に答え、やりとりが終わると離席し診察室をうろうろしていました。
息子は家庭での様子を他人に知られることを極端に嫌います。療育園を受診する際には家庭での様子を紙に書いて持参し、診察前に渡しています。息子は大人の会話をよく聞いているため、診察時に先生と会話する時は、お互いに細心の注意を払っています。
先生から「お母さん、家庭での様子はどうですか?」と聞かれた時、息子はわたしに余計なことを言われたくなかったようで、「あのな、言い忘れてたけど学校で〜」と急に話に割り込み、話題を変えようと必死になっていました。
息子の家庭での様子
- 暴言暴力がさらに悪化している
- 母親、姉、祖父母に対して、思い通りにいかないと激怒して向かってくる
- 暴れた時は手がつけられないような状況になり、息子を抑えつけて対応しているが、力がついて大変になっている
- 物を投げてくることがある
- 爆発した時は、周りの声が一切届かない様
- このままだと、いつか怪我をしてしまいそう
- 息子と暮らせなくなるんじゃないか
- 息子に殺されるかもしれないと恐怖に感じることがある
- 家庭と外との様子が違いすぎて、今まで以上に二面性が際立っているような状況
今回、小学生になってから初めての診察でした。
先生は「新1年生には必ず確認していること」と前置きをして、小学校でどんなことを習っているのか、先生の話を聞いたり、約束を守れているかを息子に確認されました。そして、家での様子も息子にいろいろ質問してくれました。
学校ではしているけど、家ではしてない。
学校で頑張っているから、家では疲れちゃうからできない。
学校で習ったことは、学校以外の所でも使います。家では大人の言うことを聞きましょう。お姉ちゃんと仲良くしましょう。
学校でしているように、家でも自分のことは自分でしましょう。
次の診察の時も聞くから、また教えてね。
うん、わかった。
家庭での息子の様子を相談した結果
結局、今回は薬を増やす必要はないと判断され、学校で学んだことを学校の外でもすること(学んだことの応用)を繰り返し伝えていく必要があると言われました。具体的には、ソーシャルスキルトレーニングを放課後デイで取り入れてもらうようにとのことでした。
わたしは家庭での息子の様子に困り果てて受診しましたが、診察時の様子からは想像できないからなのか、やはりあまり深刻には考えてもらえないんだなという印象を持ちました。
息子の衝動性や攻撃性を薬で抑えつけたいわけではありません。先生の言われるように、ソーシャルスキルトレーニングが必要なのはわかります。ただ、すぐに効果が出るようなことではないため、現状維持の判断に落胆しました。
放課後デイにも息子の様子は伝えていますが、そこでも真面目で頑張り屋な姿しか見せていません。暴言は一度も聞いたことがなく、家庭での様子を全く想像できないと言われています。
息子は家庭の外では良い子を演じているのか、性格や特性がそうせざるを得ないのかわかりませんが、やはり誰にも理解してもらえないんだと思いました。
いろいろな機関に相談しても、結局解決策はなく、病院からも気の遠くなるような対応しか提案されず、もう家族でなんとかしていくしかないと思いました。
学校で、「お友達と仲良くしましょう。先生(大人)の言うことを聞きましょう」と習ったと思うけど、お家でもできていますか?